久しぶりに過去の記録です。
2005年7月18日 メンバー/私・奥さん
日曜日の午後、仕事を終えて名古屋を出発、一路《番場島》へ向かう。食料品などを買い込み夕方番場島へ到着。
明るいうちに登山口を確認してテント設営。星がきれいな夜でした。朝が早いので早々に就寝。
2時半起床で3時15分出発。
真っ暗な登山道を登ります。樹林帯はメチャクチャ蒸し暑く、明け方だというのに汗ダクになる。
あと少しで早月小屋です。
登山口から3時間半。やっと早月小屋に到着しました。
ここで小屋のオジサンと話し込んでしまい、30分の大休止となってしまいました。
まだまだ先は長い。
早月小屋から約1時間。雪渓が現れました。特に危険はないので、軽くキックしながら進みます。
さらに1時間進んだところ。ここから岩場です。鎖もしっかり設置してあり不安はないが、慎重に登ります。ここをクリアすれば山頂はすぐそこ。
9:57。山頂に到着です。
念願の剣岳山頂での記念写真。これは家宝にしましょう。
お天気は最高。ここでも40分くらいのんびりしてしまいました。
下山するのがもったいないくらいですが、まだ長い下りが待っているので出発しましょう。
この先とんでもない間違いを犯すことになるとは・・・・・
快調に下っているとき、「あれ?こんなところ通った?」なんて疑問を感じました。
そうです。早月尾根の分岐を見落として、カニのヨコバイを下りてしまったのです。ショック!
もうこうなったらヤケクソで、前剣まで一気に下りて大休憩。そして再び山頂アタック!平蔵のコルからカニのタテバイと、剣岳の難所といわれるポイントを一日ですべて経験することになりました。
『一粒で二度おいしい』と考えておきましょう。
再び山頂直下にたどり着くと、ちゃんと
早月尾根⇒の看板がありました。
ここを見落とす人はけっこう多いらしいと、下山時に早月小屋で聞きました。
さあ、今度こそ間違いなく早月尾根を下ります。2時間以上タイムロスをしてしまいました。
雲行きも怪しくなって、早月小屋手前から突然の雷雨に見舞われ小屋で40分避難させてもらい、18:30ヘトヘトで番場島に下山しました。
下山時はあまりの疲労感に写真を撮るのも忘れていました。
唯一、撮ったのはこの雷鳥。
まさに試練と憧れです。
そしてこの後、1週間におよぶ筋肉痛との戦いになりました